「和と洋の融合」をテーマにした唯一無二のインテリアデザインが完成しました
今回のプロジェクトは、「和と洋の融合」をテーマに、お客様のライフスタイルに合わせた唯一無二のインテリアをデザインいたしました。リビングには、お客様からのご要望である“小上がり”と“掘りごたつ”を設け、日本の伝統的な暮らしの知恵と現代的な住空間の快適さを両立させています。
この空間のコンセプトは、「WAZA2BI(技・和座・美)」。日本の伝統技術と美意識を、現代的な感性で解釈し直し、アートの要素も織り交ぜたインテリアです。奈良・吉野の檜を用いた小上がりと壁面の鏡板張り、島根県出雲の足立庭園をモチーフにした壁画、そして日本唯一の畳アーティストによる曲線市松模様の畳など、素材・技・意匠において深いこだわりが込められています。
リビングの中央には、北海道産ポプラの一枚板を使用したテーブルを配置。契は、蝶や扇といった縁起の良い意匠もさりげなく取り入れ、式台には槐(えんじゅ)の木肌が空間に趣を添えます。※完成当初には間に合いませんでしたが、今後はペルシャ絨毯の設置も予定しています。
書斎では、深みのある緑色が美しい「Jardin Emerald」のデスク天板を使用し、実用性と審美性を両立。寝室には、名栗加工を施した吉野杉のヘッドボードを設置し、自然素材ならではの表情豊かな木肌を楽しめる空間に仕上げました。マットレスには、手作業で仕上げられたハンドタフト構造を採用し、希少な国産シルクとウールを丁寧に重ねています。
インテリア全体は、青みがかったグリーン(ブルーイッシュグリーン)を濃淡で使い分け、落ち着きと調和を感じられるカラースキームにまとめました。伝統とモダン、職人の技とデザインの創造性が響き合う空間をご堪能ください。