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昨年11月にJAPANTEX2014で、英国ロンドンのデザインスクール「KLC School of Design」と町田ひろ子アカデミーとの提携10周年記念の特別講演会のために来日いただいた、英国のインテリアデザイナーSueTimney(スー・ティムニー)氏のインタビューが「憧れの輸入住宅」に掲載されました。

みんなが愉しみくつろげる「おもてなし」のインテリア

近年、ロンドンでは”ブティックホテル”が人気だ。今までの画一的なホテルと異なり、各部屋にそれぞれのストーリーがあり、特徴ある空間をもつ個性的なホテルで、同じホテル内でも一つとして同じ部屋はない。自分の好みに合った空間を選ぶことで、自宅にいるようなくつろぎを感じられる点が魅力だ。

では、ここでいう”くつろぎ”はどんな要素から演出されているのだろうか。それは、たとえ最新スタイルの空間であっても、昔から愛着をもたれてきた古いアイテムを融合させることで生まれる。例えば、ミッドセンチュリーのモダンな家具に歴史を感じるアンティーク調のキャビネットを合わせるだけで空間が和らぎ、心地よさにつながる。また、地元の工芸品や地元ならではの素材などをミックスすることでも温もりが生まれ、くつろぎの空間となる。

全てを統一し、型にはまったインテリアはどこか窮屈に感じる。どこかにハズシを取り入れ、肩の力を抜くことで、くつろぎの空間は生まれる。そして、このくつろぎの空間を提供することこそが、おもてなしの空間につながっているのだ。

*憧れの輸入住宅より記事抜粋

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